慈愛園乳児ホームとは
家庭で育てられない赤ちゃんを
しっかり見守り育てます
赤ちゃんにとって一番の幸せは、家族と一緒に暮らすこと。
しかし、家族の病気など様々な理由から家庭で赤ちゃんを育てられない場合も起こります。
そうした時に家族に代わって赤ちゃんを預り、
見守り育てるところが乳児院です。
乳児院は児童福祉法に基づいた施設です。
そこでは保育士や看護師、栄養士といった育児の専門スタッフが、
赤ちゃんの毎日の生活と健康をしっかりと守り続けています。
赤ちゃんにとって乳児院は”もう一つのあったかいおうち”。
赤ちゃんが心も身体も元気にのびのび育つこと。そして、幸せに暮らすこと。
それが乳児院の願いです。
乳児ホーム理念、目的、基本方針
私たちは以下の目的、理念、基本方針のもと、日々保育を行っています。
目的
わたしたち慈愛園乳児ホームは、キリスト教の精神に基づき、利用者の尊厳を守り、心身ともに健やかに育成され、自立した日常生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的としております。
理念
- ①人権の尊重
利用者の人権を尊重し、個人の尊厳に配慮した安全・安心な福祉サービスの提供に努めます。 - ②地域福祉の推進
施設の機能を地域に還元できる組織を目指します。 - ③サービスの質の向上
利用者の立場に立って良質かつ適切な福祉サービスを提供するため、
職員の質を高め、同時に職員処遇全般の向上に努めます。 - ④ガバナンスの徹底
事業の透明性を確保し、法令、事業所のルールやモラルを遵守、
説明責任を果たします。
基本
方針
- ●命に対し謙虚になる。
存在として与えられている命に対し感謝し、その命の前で仕事を行っている自覚を持つ。 - ●子ども達の権利擁護者となる。
ワーカーとして利用者の真の代弁者(アドボケイター)となることに努める。 - ●専門者として、常に客観的であれ。
私欲や都合ではなく、常に自分を俯瞰(ふかん)し、正しい判断が出来るように努める。
年間スケジュール
乳児ホームでは、子どもたちと季節の行事を楽しみ、
楽しい食事会を行います。
沿 革
1918(大正7)年
ネルセン夫人が乳児を預かる
1919(大正8)年
慈愛園設立決議
1923(大正12)年
現在地に乳児ホーム建設
1950(昭和25)年
空襲で消失した乳児ホームの再建築
1952(昭和27)年
社会福祉法人慈愛園として組織
1988(昭和63)年
現在の建物になる
施設長からのご挨拶
いつも慈愛園乳児ホーム支えていただいてありがとうございます。本園は1919年からモード・パウラス氏によって設立されました。戦後から社会福祉法人の乳児院として活動を続け、現在は、家族と一緒に生活できない15人(定員)の小さな子どもたちの養育をしています。家族と一緒に生活できないと一概に言いましても理由は様々です。仕方なき理由とはいえ家族と一緒に過ごすことが出来ない子どもたちに発達的な影響があることは否めません。私たちは、その影響を最小限に食い止めることで子どもたちの自立につながるよう努力しています。家庭へ帰るための再統合支援、里親への委託推進や子ども一人に一人の担当養育者による毎月の発達管理からの養育計画など、きめ細やかな支援を通して家庭生活に近いサービスを心がけています。地域に対しても「もうすぐパパママ教室」「病児保育」「ショートステイ」「養育家庭支援センター」等の活動を行い、地域の福祉に貢献できるよう日々、活動しています。創立100周年を迎えた慈愛園ですが、これからの100年も良き働きが出来ますよう、慈愛園乳児ホームを応援いただければ幸いです。
慈愛園乳児ホーム 施設長 潮谷佳男
慈愛園乳児ホーム
住 所
〒862-0954 熊本県熊本市中央区神水1丁目14番1号
Tel:096-383-5100 Fax:096-383-5102
設置主体
社会福祉法人 慈愛園
アクセス
・市電でのアクセス
「健軍行」に乗車 → 八丁馬場で下車、徒歩約3分
・バスでのアクセス
八丁馬場で下車、徒歩約3分
県庁前で下車、徒歩約5分
・車でのアクセス
【高速道路】
九州自動車道(熊本益城IC)から約30分
【主要道路】
県道57号線沿い 健軍神社参道を熊本商業高校方面へ5分